交通事故に遭ってから出ていた肩こり・頭痛が減った
交通事故に遭い、肩こりや頭痛がひどくなった
先日いらっしゃったお客様は肩こりと頭痛がひどい、という方でした。じつはこのお客様、もともと肩こりはあったものの、頭痛はなかったとの事。それが天気の変わり目や、ところどころで頭痛がひどくでてしまう・・・
数ヶ月前に交通事故をして(追突された)、ムチウチをしてから頭痛が出始め、さらに首を振るとめまい(クラっとして、座り込みたくなる)まで出てしまう。
地元の病院や治療院にいくつか行ってみたものの良くならなくて、藁をもすがる思いで60キロも離れた沼津からいらっしゃいました。
肩こりがひどく出たり、頭痛がひどい時などは薬を飲む事も多かったそうです。姿勢も悪かったので、もともとの肩こりは姿勢の悪さからきている可能性が高いと判断して、まず姿勢を整えました。そして、首を触っていくと・・・固い!∑(゚Д゚)
何回か施術をしていったところ、頭痛はほとんど出なくなり、雨の日や天気が変わる時も平気になったとの事でした。また、首を左右に振ったり揺らしたりしても以前のようなクラクラ感は無くなったとおっしゃっていただけました。
クラクラする原因
今回のケースでは三半規管と呼ばれる、耳の中にある平衡感覚に関係する器官があります。その三半規管に近い首や肩の筋肉の緊張が強くなって、首を振った時などにうまく平衡感覚が働かなかった可能性が高いです。
肩こりや首のこりが慢性化している人でもこういうケースはありますが、今回のように交通事故がからんでいると、非常に良く聞きます。
交通事故では普段ではありえないほどの衝撃がかかる
交通事故の場合、普段ではありえないような強いエネルギーが一瞬でかかります。
「あ、ぶつかる!」とわかっていれば力を入れたりして対処する事も可能ですが(それでも瞬間的なかかるエネルギーはすごく強い)、今回のお客様は信号で停車中に横を向いた時に、警戒していない無防備な状態の時に追突されています。一瞬で大きなエネルギーが、しかも変な方向にかかってしまいました。
こういい力の加わり方をすると、筋肉や靭帯にものすごい負荷がかかり、捻挫のような状態になります。場合によってはいくつもの筋肉や靭帯が捻挫のような状態になるので、首が動かなくなってしまいます。痛みは少しづつ引いていく事が多いのですが、一度ダメージを受けた筋肉や靭帯はなかなか緩みません。
それが天気の変わり目や気圧の変化、首を振った時などに影響受けて、痛みやめまいとしてでてきてしまいます。だから、実は身体自体も「助けて!」というサインを出しているんですね。
強い衝撃を受けた場合は、ピンポイントで施術した方がいい
こういう場合は、固くなっている筋肉や靭帯をピンポイントで緩めてあげられると、めまいや頭痛が出なくなってきます。
また、事故を起こしてしばらく(数ヶ月〜数年)してから痛みが出てくるケースもあります。これは、ダメージを受けた筋肉が固くなってしまい、緊張が強くなった事が関係しています。
一部の筋肉の緊張が強くなり、さらにその周辺の筋肉や組織が動きにくくなってしまい、痛みにつながります。また、数年たってその当時より筋肉量が低下してきて支え切れず痛みになった、なども考えられると思います。
もし、あなたが交通事故などにあった事があり、頭痛やめまいなどが出てきたら、早めに治しておいた方がいいですよ。なぜなら、筋肉の緊張が強くなればなるほど筋肉の量が低下すればするほど痛みは出てくる可能性が高いからです。
もしそういう方で、近くに信頼できる施術所があれば、早めに施術してもらった方が良いと思いますよ。
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