肩こりや腰痛の原因の一つ・ストレスとその対策(前編)
ストレス社会は広がっている・・・?
以前、家の近所を散歩していた時に小学生の女の子の集団(多分3年生くらい)とすれ違った時の話です。その中の1人の子が「もぅ〜ほんとストレス溜まっちゃう〜!」と言っていました。「最近の小学生もストレス溜まってるんだな〜」と変に関心した事がありました(笑)
小学生ですらストレスが溜まっているほど、ストレス社会と言われてるこのご時世、ストレスはどうしたって発生してしまいます。そのストレス、身体への影響も強いです。
ストレスは無くなっても実は困る
ストレス自体は適度であれば本当は問題ないんですよね。
例えば、朝起きて会社や学校に行かないと・・・というのも、ある意味ストレスになります。では、そのストレスが無ければ、どうなるかというと、毎日学校や会社に行かなくて良ければ、どうなるでしょうか。多分精神的に全く張りが無くなり、ダラダラしてしまうのではないでしょうか。
スポーツなどで「◯◯までの結果を出さないと」という目標などもある意味ストレスですが、それが無いとやはり張りが無くなってしまいます。
過度なストレスが問題
ストレスは実は適度にある分には、むしろ生活においては適度な刺激になり、良い効果があります。問題なのは、強すぎる(過度の)ストレスです。
自律神経と呼ばれる神経がありますが、この神経は交感神経と副交感神経と呼ばれる神経からなります。
交感神経の役割は活動している時やスポーツをしている時、緊張している時など、すぐに反応したい時などに、いわゆる「気を張って」いる状態の時に強く働きます。
交感神経が働く時は筋肉に信号が伝わりやすい状態になっています。あらかじめ筋肉を軽く縮めた状態にさせる事で動き出しを早くできるようにしているんですね。
逆に副交感神経神経はリラックスしている時、眠っている時、ゆったりと休んでいる時などに働きます。
どちらが良いとか悪いとかではなく、スポーツをするなら交感神経がきっちり働いてくれないと困るわけですし、副交感神経が働いてくれると(リラックスできたり、ゆったりした気持ちになれると)身体は疲労の回復やダメージの修復をしようとしてくれます。
交感神経と副交感神経の切り替えができる事が大事
大事なのは、ゆったりしたい時には副交感神経が働き、気を張りたい時には交感神経が働くという切り替えができる事です(その切り替えがうまくできないと、自律神経が調子悪くなるので「自律神経失調症」となります)。
ただし、交感神経は適度に働いている時は良いのですが、過度なストレス(特にプレッシャーにさらされたり、人間関係で悩んでいたり、恐怖を感じていたり、などの負の心理状態)にさらされていると、交感神経の働きが強くなりすぎてしまいます。
そうなると筋肉が強く緊張し、中を通っている血管を圧迫してしまいます。そして、その状態が長く続くと全身の血行が悪くなり、老廃物質などが流れにくくなり、それが末梢神経(細かい神経)を圧迫し、肩こりや首の痛みにつながってきます。
交感神経が強く働くようになると、寝る時も「明日はどうしよう」などと思いがめぐり、本来は副交感神経が働いて欲しいシチュエーションでも交感神経が働いてしまいます。寝ていて本来は身体を休ませたいのに、実はほとんど休めていないという状況になってしまいます。
かといって、悩みやプレッシャーは現実にはあるわけで、それが無くなるわけでもないのでついつい緊張してしまうんですよね。そうしたらどうしたら良いのでしょうか。
働かぬなら
働かせてみせよう
副交感神経(超字余り)
というわけで、本来副交感神経は本来はリラックスした時に働くものなのですが、リラックスできないなら強制的にリラックスさせちゃおうという、いささか強引な理論ではありますがオススメな方法を紹介させて頂きます。ストレスには有効ですので、できることから試してみてください。
ストレスを感じるな!と言われてストレスが減るのなら、そんな簡単な事はありませんよね。それができないから困っているんですよね。そこで、今回ストレスを感じないようにするのではなく、過度なストレスを感じた場合の僕なりの発散方法をいくつか書いてみました。誰でもやろうと思えば割と簡単にできる事ばかりだと思うので、「あ、これならできる」というものがあれば、できるところから始めて見てください。
後編へ続く
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