全治3ヶ月と言われた打撲が、4日で復帰(スポーツ整体)
こちらの一見ボロボロのボールは、お客様の小学生のお子さんから頂いたものです。このボールの中には、そのお子さんの感謝の気持ちが詰まっていました。
そのお子さんは地元のドッチボールクラブに入っていて、全国大会に出場したりする強豪チームに在籍していました。そして、今回の試合では全国大会に出れる可能性がかなり高かったそうです。
ところが、全国大会への予選が土曜日にあるという週の、月曜日(つまり5日前)に思いっきり投げられたボールがまっすぐ指に入ってしまい激しく指を痛めてしまったのです。
指は全く曲がらず、ちょっとでも曲げようとすると激痛が走ってしまい、ただ事ではないのは本人もお母さんもわかったそうです。
病院へ行って診てもらった結果、診断は
「全治3ヶ月の打撲」
本人はその結果を聞き泣いてしまい、お母さんもオロオロしてしまい、どうしたらいいかわからなかったそうです。
そこでお母さんはお世話になっている水墨画の先生に「どこか良いところはないか」と聞いたところ、当院を紹介してくれたということでいらっしゃいました。
しかし、いらっしゃったのが火曜日。
試合は土曜日。
「間に合うか・・・?」と僕も不安になっていました。
「とにかくできることをやろう」と覚悟して、火曜日、水曜日と施術していくと全く動かせなかった指が動くようになり、軽くならキャッチボールもできるように。「これならなんとかなるかもしれない・・・」と希望も出始め、木曜日にはわずかに痛みが残る程度になりました。
キャッチボールも強めにやるとまだ痛むものの、かなりの強さでボールを投げたり受けたりできるようにまで回復しました。
そして金曜日。割と早い段階で痛みもなくなり、最後は少し時間が余ったのでボールをより強く投げられるように身体の調整をしていきました。
そして、身体はなんとか万全になり(というか、前より強いボールを投げられるようになり)、土曜日の試合に臨める事が出来ました。
そして、試合の結果は・・・
敗退!(´;Д;`)
(↑ここは勝って欲しかった!・笑)
残念でしたが、試合には何の不安もなく臨めたそうです。そして、月曜日に施術に来てくれた時に
「・・・はい」
と、このボールを差し出してきたのです。
「この子なりの、感謝の気持ちみたいですよ」とお母さん。
シャイなこのお子さんは、
「全国大会へは出れなかったけど、先生のおかげで試合に出れて本当に良かったから、先生にお返しするんだ」
とお母さんに家で話したそうです(そして恥ずかしくて僕には素直に直接言えなかった)
よほど大事に長く使ってきたのでしょう、ボロボロになったボールなのに保管してあったんでしょうね。
良く見ると「協力」という文字が書いてあるのもわかります。これをもらったのは実は去年の話なのですが、このボールは大切に天翔整体に保管してあります。
ボロボロですけど、僕にとっては気持ちのこもったプライスレスな宝物です。
前の記事
寝ている時に足がつって大変、その原因は
次の記事