100mハードルで約1秒タイムが縮まった!(陸上・スポーツ整体)
怪我をしてから絶不調になってしまった理由
Mさんが最初にいらっしゃったのはずいぶん前の事でした。県内強豪校で100メートルハードルをメイン競技としていたMさんは県大会に出場するくらい強い選手でした。
そんなMさんが久しぶりに来た時の事でした。いつもはニコニコしているMさん、その時は表情がかなり曇っていました。「どうしたの・・・?」と聞いてみると半分泣き出しそうな感じになりながら様子を語ってくれました。
- 半年前に捻挫をして、しっかり治る前に走り始めたら余計悪化した
- 練習すると最初は痛くないけど、途中から痛みが出てきてまともに練習できない
- 周りからはサボってるように見られる
- タイムは全然出ない
- 今は走るのが苦痛でしょうがない
- 部活にいるのがつらいので、辞めようか迷っている
と、走る事が大好きだったMさんはかなり精神的に弱っている様子でした。
練習の最初は痛くないのに、少し練習すると痛くなってくる。その理由は本人もわかっていました。捻挫をした後、「早く復帰をしなければ」という焦りから、しっかり治らないうちに練習を再開してしまった事でした。
「捻挫はしっかり治さないとクセになる」と言われます。
痛みがあるまま復帰する
↓
痛みが発生する部分をかばう
↓
身体の使い方が変わる
↓
今まで負担をかけていなかったところに負担がかかる
↓
別の部分を痛めてしまう
という繰り返しになってしまいます。
捻挫を起こした部分はかなりのダメージを受けている
また、捻挫をする時というのは、一瞬のうちにものすごいエネルギーがかかっています。そのため、表面上痛みが引いたとしても内部の筋肉や靭帯にはダメージが残っている事が多いです。
そうすると、ダメージを受けた部分の動きは悪くなります。スポーツの場合、捻挫をする時は足首を痛める事が多いです。そうすると、足首の動きが悪くなってしまいます。一瞬の動きが重要なスポーツの世界では、足首の動きが悪いというのは、大きなマイナスとなります。
天翔整体では、そういった場合は、捻挫した部分の固さを一つ一つ緩めます。そうする事で脚の動きに柔軟性が出てきます。
Mさんのケースでは1回目の施術で痛みがだいぶとれたようで、普通に練習できるようになりました。今までは練習をし始めて30分もすると地面に足をつくのが怖いくらいの痛みがあったそうです。それが無くなったと言って頂けました。
2回目の施術でかなり全力で走れるようになりました。そして3回目の施術の後、大会がありました。本人は半年以上まともに練習できていなかったので内心不安だらけだったそうです。
満足に練習できていなかったけれど、自己ベスト更新
元々自己ベストが15秒95のところ
「自己ベストが出ました!それも15秒10!」と報告してくれました!
当院に来る前は17秒後半までタイムが落ちていたみたいなのです。
そして4回目の施術をしました。すると・・・「先生!またまた自己ベスト更新しました!今回は初めて15秒切れて、14秒97でした!」そして・・・初の東海大会出場決定!!!!
「自分がこんなに速く走れるなんて知りませんでした!!」この言葉はいまだにはっきり覚えてます。
自己ベストが15秒95
↓
怪我して17秒台後半まで落ち込む
↓
施術4回ほど(2か月ほど)で自己ベストが14秒97になった
本当に、にっこにこの笑顔で来ていただきました。こういう事があると、本当に良かったなと思います。このお客様は、残念ながらちょうどここで高校の部活を引退(3年生だったので)しました。ですが、僕からしてもまだまだ記録を伸ばせる余地がありました。おそらく14秒5くらいまではいけたかと思います。
みんな自分が持っている力を引き出せていない
みんな自分の持っている力を引き出せていません。潜在能力を伸ばす(100を110にする)のは個人の練習です。ですが、潜在的に眠っている力がみんなあります(100の力を持っているのに80しか使えてない)。100持っている力を100使えるようにしてあげる事で、飛躍的な結果の上昇が見込めます。
今、記録が伸びなくてお悩みの方はどうか一人で悩まずにご相談くださいね。
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