肩こりがしつこい方や、頭痛のひどい方は・・・
先日あるお客様がいらっしゃいました。
肩こりがひどく、頭が割れそうな痛みが数ヶ月続いている、
という男性のお客様でした。
話を聞くと「助けて欲しい」くらいの気持ちを感じました。
「それでは姿勢を見てみましょう」と姿勢を見てみると、
全体的にかなり前に傾いていて、首も前に出ているので、
これでは負担が強いだろう、とまずは姿勢を良くするように施術。
10度前後傾いていた姿勢が2度ほどに改善されたものの、
肩や肩甲骨周りの痛みはほとんど変わらないとの事・・・(´・_・`)
通常は姿勢を良くするだけで多少の肩こりなどの改善は見られるのですが、
こちらのお客様は肩周りの緊張が強すぎて痛みの変化として感じられない様子。
通常は順を追って肩周りの施術に入っていくのですが、
「こちらのお客さんはピンポイントで1つ1つの筋肉をほぐしていった方がいいな・・・」
と判断して、肩周りの施術に入りました。
右肩と右の肩甲骨周辺がひどく痛むとの事なので、
右手を動かしてもらって動きの固くなっている筋肉からほぐしていきます。
僧帽筋から三角筋
↓
上腕二頭筋
↓
上腕三頭筋
↓
棘上筋&棘下筋
↓
肩甲挙筋
↓
板状筋
↓
胸鎖乳突筋
↓
斜角筋
とほぐしていくと、ここで
「右側の頭痛は軽くなったけど、今度はほぐしていない左側が重たいし痛い」
という状態になったので、今度は左側をほぐしていきます(笑)
痛みは「1番ひどいところが痛む」ので、
例えば腰が痛い人が腰を施術して楽になると、
今度は肩が痛くなったりします。
その場合、もともと
「肩は痛かったのだけれど、腰の痛みがひどすぎて腰にしか意識がいかない」
という状態になっていたのです。
という事で、またまた同じように腕を回してみてもらい、
動きの固くなっている筋肉からほぐしていきます。
先ほどあげたような筋肉の他に、
左側の大円筋や肩甲骨に着いている菱形筋などを順番に動きを見ながら施術していくと、
両方とも同じくらいの動きになり、「痛みも軽くなった」となったところでその日の施術は終了。
「今は軽くなったかもしれないけど、まだまだ固い筋肉がたくさんあって、
そちらに意識が(痛みが)いくかもしれないので、もうちょっと施術した方が良いですよ」
とお話ししました。
「肩をほぐす」と一言で言っても、
肩周辺の筋肉は先ほどあげた筋肉以外にもたくさんあります。
肩こりが長い方やどこにいっても良くならない方はそのたくさんある筋肉のうちのどれか(だいたいは複数の筋肉)がほぐれきっていない事が考えられます。
そういった状況になると、ちょっと休んだりストレッチしてもあまり状況が良くならないので、
あまりに気になるような方はお早めにご相談して頂くと良いかもしれませんよ(^^)
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