狭くなった可動域を広げたい!!
骨折をした後、肘や手首、肩や足首の動く範囲が狭くなっていませんか?
僕は人生で7回骨折しました(笑)(左腕2回、左肩1回、左肘1回、左足1回、右の肋骨1回、右足の親指1回・39歳現在)
そして、左肘の骨折では可動域制限(動く範囲が少なくなる)を経験しています。今も肘をまっすぐに伸ばすことも、限界まで曲げることもできません。左肘を骨折してから2017年の10月の時点で7年近く経ちます。ですが、まだまだ可動域は改善中です。
今では気持ちの整理もついて、受け入れています。ですが、後遺障害が残ると分かった時は気持ちが随分沈み込みました。
僕はバイクで転倒して左肘を粉砕骨折したのですが、リハビリも思うように進まず、時間ばかりが過ぎていきました。そして、お医者さんから「6ヶ月を越えると動きがもどりにくくなるからね」と言われ、ますます気持ちが落ち込みました。結局、1年経ち、「もうこれ以上はほとんど改善が見込めないでしょう」とリハビリを終了しました。
その時の絶望的な気持ちは書いていったら止まらなくなるのでやめておきますが(笑)、現在同じような境遇にいらっしゃる方は共感していただけると思います。僕がそうだったからわかりますが、こういう気持ちは本当に経験してほしくありません。
ですので、「固くなった方でも可動域が回復してほしい!」と心底思っています。
可動域はまだまだ改善する可能性があります
可動域を広げるためには固くなった筋肉や靭帯を緩める施術が必要です。
そのために、そういった施術を勉強してきました。
その結果、かなりの確率で1年、2年たった状態からでも可動域が元に戻ったり、それまでよりはずっと動くようになっている、という結果が出せるようになっています。
だから、
「諦めないでください!」
固くなった手首や肘、肩や足首などが動くようになる可能性はあります!
Q&A
なぜ骨折後、関節が固くなるの?
一つ目の大きな理由は、長期間ギブスで固定する事です。動かさない事で筋肉の動きが減り、筋肉が固くなります。
二つ目の大きな理由は、骨折する時に受けたダメージで固くなることです。骨折するときというのは大きな力がかかっています。骨が折れた部分だけに目がいきがちです。でも、その時に折れている部分以外にも筋肉や靭帯に損傷を受けています。それが固さの原因になります。
ちなみに骨折をした時にうけたダメージが大きいほど固くなりやすいです。「ただ転倒して骨を折った」という場合と、「交通事故などで大きなダメージを受けて折れた」という場合では、交通事故のパターンの方が固くなりやすいです。
どのような施術をしますか?
僕が今まで勉強してきたいろいろな方法を組み合わせて施術していきます。ですので、一概に「このやり方でやります!」という方法はありません。お客様の状況により施術方法を変えていきます。
ですが、1つ言える事があります。
それは、「強く揉まない」という事です。
ただでさえ固くなっている筋肉を強く揉んでしまうと、かえって固くなってしまいます。
脳も「痛い!痛い!」と思うと体の緊張を強めてしまいます。
リハビリ初期の比較的柔らかい時期ならそれでも柔らかくなりますが(それでも本当は強く揉まないほうがいいと思います)、数ヶ月、数年経っている状況では強く揉むことはやらないほうがいいです。
骨折後数ヶ月経っても痛みがあります。そういった痛みも変わりますか?
骨折後の痛みの場合、大きくわけて2つ考えられます。
1つは神経からくる痛み。
もう1つは筋肉、靭帯などの固さからくる痛みです。
よく、「骨が痛い」という方がいますが、骨がくっついていれば骨そのものは痛みが出ません。痛く感じるのは骨にくっついている筋肉や靭帯が固くなっていて、そこが痛むという状況です。そうすると、本当は筋肉や靭帯から痛みを発しているのに、「骨が痛い」と感じてしまいます。そういった痛みも、固くなった筋肉や靭帯を緩められれば痛みは消えていきます。
神経からくる痛みの場合はケースバイケースです。
固くなった筋肉が神経を圧迫して痛みになっているケースなら、筋肉を緩めてあげれば痛みは消える可能性があります。
骨折をした時に、神経も同時に損傷してしまった場合は・・・少し厳しいかもしれません。
どちらのケースでも、状況によって変化してきます。
元に戻りますか?
「元に戻ります!」・・・と言いたいです。言ってあげたいです。
・・・が、正直、元に戻るかどうかは、見てみないと(施術していかないと)わからない場合も多いです。
ですが、半分諦めかけている方でも良くなっているケースが多いです。
電話やライン、メールなどでお気軽にご相談ください(施術中の場合、おりかえさせていただく場合もありますので、その点はご了承ください)。相談するだけでも気持ちが楽になることもありますよ。下のブログも読んでみてくださいね。