靭帯損傷後のリハビリを早く終わらせるには
Yさんは、天翔整体の整体を受けるために毎回40キロほど離れた地域から来てくれます。いつもは腰痛や肩こりなどでいらっしゃいます。ところが、ある日、右手の親指のあたりをギブスで固めていたんです。
「あれ?Yさん、手、どうしたんですか?」と聞くと「仕事で痛めてしまって・・・」という返事。よくよく聞けば、作業をしている時に親指にかなりの負荷がかかってしまい、曲がってはいけない方向に曲がってしまったらしいのです。
それで、病院に行って検査をしたら骨には異常は無かったものの、靭帯を痛めてしまっていました。それでギブスでガチガチに固定されていたんですね。
その時に僕が「ギブス外した後のリハビリが大変ですよー」と言ったのです。僕自身、7回骨折していて、リハビリの大変さを身に染みて感じています(笑)「もし、リハビリ大変だったら言ってくださいね。早く動くようになると思いますよ」とお伝えしました。
それから1カ月ほど経ったある日、Yさんが来院されました。「リハビリしてるんですけど、手が痛くて・・・。前来た時に、リハビリ早められるって、先生が言ってたから来ました」
それで早速施術をしていきました。とは言っても、痛みのある部分はほとんど触りません。親指の付け根が痛いのですが、実は靭帯からの痛みではなかったからです。
親指の靭帯を痛める時、実は指の筋肉にもかなりの負荷やダメージがかかっています。筋肉が固くなってしまう事が、動きの悪さに繋がります。ですので、リハビリではまず周りの筋肉を緩めてあげる事が必要です。そして、それだけで痛みはかなり変わります。
実際に、Yさんの場合、もともと「痛い」と感じていた場所は触りませんでした。でも、施術が終わる時には健康な時の状態に近い状態まで回復しました。Yさんは不思議そうに「痛いところを全く触ってないのに、痛くなくなるんですね・・・」と驚いていました(笑)
リハビリの時、痛みがなかなかひかないようであれば、痛みのある部分だけみてもダメかもしれませんよ。
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